腸閉塞の治療って何するの?治療費っていくらくらい?
みなさんこんにちは、yukaです♫
本日は、腸閉塞の治療・治療費についてお話しますよ!
結構生々しく書くので、苦手な方は気を付けて。
腸閉塞の治療方法
ひたすら待つ・・・
腸閉塞になるとメチャクチャ!汗をかくくらい!腹筋筋肉痛になるくらい!お腹が痛い!!(TAT)
腸閉塞になった人なら共感してくれるはず!
お腹の内側から、ナイフで刺されている様な痛みが周期的に襲ってきます(..;;)
だからこそ、病院に着いたら一刻も早く、この痛みを取って欲しい!と願っているのですが・・・残念ながら痛みがなくなる特効薬はありません!!
せいぜい痛み止めで誤魔化すことくらいなんです・・・辛い。
腸閉塞治療は基本的に「腸の詰まりが取れて正常に動くようになるのを待つ」です!
“待つ”と言っても何もしない訳ではありませんよ(笑)
腸が動くようになるまでの治療方法
病院に着いてから退院までどんな治療を行うのか、順を追って説明しますね!
今回お話する治療方法は、私が直近で入院した時(2012年10月頃)のものです。
1.点滴
腸閉塞の疑いで病院に行った際、嘔吐していたり、あまり食事がとれていない場合は、すぐに点滴を打たれます。
これは薬剤ではなく、ブドウ糖が入った栄養剤ですよ(^^)
2.腸の詰まりを確認
私が受けた確認方法は主にレントゲン・エコーです。
昼間病院に行くか、夜間救急で病院に行くかでも確認方法は変わってくると思います。
これに加え、夜間救急や休日の外来では検査に必要な担当・技師の先生が院内に居るかということも関係してきます。
私は夜間が多かったので、レントゲンで検査することが多かったですが・・・
レントゲンは技師の先生がいないと出来ないんです(TAT)
つまり、猛烈な腹痛のまま待たないとダメなんです・・・死にそう(泣)
この検査で腸が詰まっていることが確認されたら、見事入院です(_ _)/
3.管を入れる
入院が決まると本格的に治療が始まります。
“イレウス管”と呼ばれるチューブを鼻から入れていきます。
このチューブを入れる際に、CTのような透視できる機械を使って、どこまで管が入ったかを確認しながら作業が進められます。
この時に、点滴の部分から造影剤が入れられるのですが・・・全身が暑くなる!
カーっとしてくる感じがします。
イレウス管を挿入する時は体への負担が大きいとかで、造影剤と合わせて麻酔もされました。
なので、寝ている間に管が入ってるという訳です(笑)。
どこまで管を入れるかは、その時の症状によっても変わりますが、私の場合は胃から腸に入る辺りまで管を入れていました。
4.腸管の中を減圧
腸閉塞で嘔吐をする原因は、腸の中が詰まっていることで、腸内のガスや流動物が逆流してしまうからです!
リアルな話をすると・・・嘔吐が激しくなると黄色い胃液だけでなく、緑色の腸液も吐いてしまいます・・・。
胃液は酸っぱいけど、腸液は苦い・・・(失礼しました)
胃まで入れたイレウス管は外ではビニールの袋に繋がっていて、逆流してくるガスや流動物がこの袋に溜まっていく仕組みです。
放っておいても勝手に袋に溜まるのですが、嘔吐のムカムカ感を取るために、大きい空の注射器?みたいなものをイレウス管に刺して抜き取ってくれます。
これでかなりムカムカ感は落ち着きますよ(^^)
5.痛み止め
イレウス管を入れたとしても、腹痛は収まりません!
私は夜入院することが多かったので、確実に一晩は寝られません!
腹痛は段々弱くなるものの、3日目くらいまでは痛みがあるので、ゆっくり寝ることはできません。
とはいっても、入院初日は腹痛が尋常では無いので、痛み止めを打ってもらい睡眠をとっていました。
痛み止めは3段階あるようで、いきなり一番強い物を打つことは出来ないそうです。
私は一番強い痛み止めじゃないと効きませんでした。
これは体質にもよるらしいのですが、「お酒が強いと痛み止めや麻酔が効きにくい」だそうです(笑)
私お酒強いので合ってると思います・・・。
6.絶飲食
入院後は腸が動くまでは絶飲食です!
飲んでも食べてもダメってことです。
というか、腸が動いていないとお腹が空かないんですよ!
人間ってちゃんとした仕組みになってるなーと感心しました(‥;)
点滴もしているので、栄養と水分は問題なしです。
もし、喉が渇いたらウガイならOKでした(^^)
7.浣腸
腸を動かすために、確か一日1回浣腸をしていました。
これがなんとも・・・お腹が気持ち悪くなるんですよねー(TT)
腸には動いてほしいけど、浣腸は嫌でしたね。
浣腸で腸を刺激すると共に、腸の中に残っている便なんかを排出させて、腸が動きやすい環境を作っていきます。
8.腸が動いているか確認
毎日と言っていいほど、レントゲンやエコーで腸が動いているか確認します。
特に痛いことをするわけではないので、良い時間つぶしという感じですかね(笑)
でも、この検査で治療の進捗が決まるので少しドキドキです。
9.飲み物解禁
腸が動き始めたら飲み物を飲む許可がでます!久しぶりに味の付いたものを口にできますよ(^^)!
正直言うと、飲み物が飲めるようになると後は割とトントン拍子に進んでいきます。
飲み物を飲んで半日くらい経過した後、異常がなければ食事の段階に進みます!
10.重湯
食事と言っても、初めは全部水分だけのメニューです(泣)
重湯に具の無い味噌汁、栄養ドリンクの様なメニューを何食か食べて異常が無ければ固形物の入ったご飯に進みます。
11.イレウス管を抜く
飲み物を飲んでお腹が痛くならなければ、イレウス管を抜きます(・V・)!
これでかなりスッキリしますよ!
12.食事開始
固形物が入る病院食も普通のご飯になるまでに、何段階かのステップがあります。
3分粥→5分粥→全粥→通常食といった感じです。もちろん、おかずもそれぞれのお粥の段階に合わせた消化の良い物が付いてきます。
お粥の部分の食事は各3食程食べて、腸がきちんと動くか確認していきます。
全粥が食べられるようになった頃に、点滴も抜いてもらえます!
これで自由に動けますよ♫
通常食が食べられる段階になると、もう退院です♫
腸閉塞の治療費
退院時の支払い額
先に紹介した治療ではそんなに高額な治療はしていません。
入院期間は約10日で、支払額は10万円いかないくらいだったと思います。
医療保険で「入院一日1万円保証」とかあると思いますが、これで十分もとがとれる金額でした。
夜間救急は高い
入院した時に、夜間の救急で入院したとお話したと思います。
この救急での診察・検査費用も退院時に合わせて精算します!
これが割と高い!!夜間の診察なんで特別価格となっております(..;;)
病院食
私的に意外だったのが、重湯の病院食も通常食も1食の値段が同じ!
重湯美味しくないし、どこにそんなにお金かかってるんだーー!と、思わず叫びたくなりました(笑)
まぁ、仕方ないですね。
まとめ
いかがでしたか??
医療もどんどん変わっているので、もっと良い治療法があるかもしれませんが、あくまで私が経験したものをまとめてみました(^^)
腸閉塞は時間が薬という感じです。腸が動いてくれることを祈って治療しましょうね!
少しでも参考になれば嬉しいです!
では、また♫